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栃木県小山市 強迫性障害 こもれび心の診療所

強迫性障害

強迫性障害

意思に反して強迫観念が頭に浮かぶ

自分の意思に反して、不安もしくは不快な考え(強迫観念)が頭に浮かび、それを抑えようとしても抑え切れず、またそのような考えを打ち消そうとして、無意味な行為(強迫行為)を繰り返さずにはいられなくなる心の病気が強迫性障害です。
不安が根底に存在していますので、この疾患も不安障害の一つに分類されます。

そのような強迫症状は、つまらない、ばかげている、不合理だとは、本人もよくわかっています。
それなのに、無視しようとすると強い不安が襲ってきて、症状を抑えられなくなるのです。
几帳面、完璧主義などの性格(強迫性格)の人に多い傾向があります。

20歳前後に発症する

強迫性障害の発症年齢は、平均して20歳前後と言われ、男性のほうが早く発症する傾向があります。
女性では、結婚や出産など生活の変化を機に発症するケースが多くみられます。
日本で行われた調査では、男性の平均 発症年齢は22歳、女性では24歳となっています。
これまでは、子どもには少ない疾患と考えられていましたが、現在では、1~2パーセント程度、強迫性障害の子どもがいると考えられています。

強迫性障害の主な症状(例)

汚染恐怖と洗浄

汚れや細菌汚染の恐怖から過剰に手洗い、入浴、洗濯をくりかえし、ドアノブや手すり など不潔だと感じるものを恐れて、触れない。

加害恐怖

誰かに危害を加えたかもしれないという不安がこころを離れず、新聞やテレビに事件・事故として出ていないか確認したり、警察や周囲の人に確認する。

確認行為

戸締まり、ガス栓、電気器具のスイッチを過剰に確認する (何度も確認する、じっと見張る、指差し確認する、手でさわって確認するなど)。

儀式行為

自分の決めた手順でものごとを行なわないと、恐ろしいことが起きるという不安から、どんなときも同じ 方法で仕事や家事をしなくてはならない。

数字へのこだわり

不吉な数字・幸運な数字に、縁起をかつぐというレベルを超えてこだわる。

物の配置、対称性などへのこだわり

物の配置に一定のこだわりがあり、必ずそうなっていないと不安になる。

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