社交不安障害
社交不安障害とは
人前でのスピーチ、初対面の人と接するような状況など、人の注目を一身に集めるような場面を多くの方は体験していることと思います。
そのような時に、非常に強い緊張を感じるのをはじめ、発汗や震え、息苦しさなどの症状が現れるために人前に出ることを極端に避け、日常生活に支障をきたすようになると、それは社交不安障害（社会不安障害）という心の疾患であり、治療の対象になります。
適切な治療で症状を和らげる
従来であれば、このような症状は「自分の性格の問題」と考えられていたので、当然医療機関を受診することはなく、長くその症状に苦しむ人が少なくありませんでした。
しかし近年では、薬物療法や精神療法による治療の有効性が認められていますので、適切な治療 によって症状を和らげることが期待できます。
社交不安障害の主な症状
人前で
- 異常に緊張する
- 手足、全身、声の震えが出る
- 顔が赤くほてる
- 脈が速くなり、息苦しくなる
- いつもよりたくさんの汗をかく
- 繰り返し吐き気がする
- 口がカラカラに渇く
- トイレが近くなる、または尿が出なくなる
- めまいがする
など